数百万円変わる⁉︎離婚に必須の『お金の棚卸し』

こんにちは、FPエミリーです🐈

突然ですが皆さんは、配偶者と「もう、離婚しようかな…」と考えたことはありますか?

この人と、この先一緒にやっていけるのか…
そんな不安が頭をよぎった時、多くの方が同時にぶつかるのが『お金の不安』です。

・離婚したら生活できる?
・子どもの教育費はどうなる?
・住宅ローンは払っていける?
・貯金って実際どれくらいある?
・相手が管理していて、家計の全体がよく分からない…

こうした不安を抱えたまま、「もう疲れた」「早く終わらせたい」という気持ちだけで話を進めてしまうケースは少なくありません。

でも実際には、離婚後に大きく後悔しやすいのは、「感情的になったこと」より、『お金を整理しないまま進めてしまったこと』だったりします。

特に、これまで家計管理を相手に任せていた場合は、「何がどこにあるのか分からない」という状態のまま、話し合いに入ってしまうこともあります。

そして、いざ離婚!という段になってから、
「こんなローンが残っていたなんて」
「相手の資産がほとんど残ってない…」
「財産分与って、全部を半分にするわけじゃないの?」
と気づくケースも少なくありません。

だからこそ、離婚を考え始めた時に大切なのは、まず『感情より先に、家計の全体像を整理すること』。

今回は、離婚を考え始めた時に押さえておきたい、お金の整理ポイントをFP目線でまとめていきます。

◽️まず最初にやるべきは『資産と負債の棚卸し』

離婚の話し合いを始める前に、まず確認しておきたいのが、『家計のプラスとマイナスの財産』です。

ここが曖昧なまま進むと、後から「そんな口座知らなかった」「借金があったなんて聞いてない!」というトラブルにもつながる可能性が。

確認しておきたい代表的なものは、
・預貯金
・証券口座
・生命保険
・学資保険
・不動産
・住宅ローン
・カードローン
・車のローン
など。
(40代以降の方は、退職金や年金の加入状況もリサーチするとなお良し!)

特に最近は、ネット銀行やネット証券も増えているため、通帳がなく、家族が存在を把握していないケースも珍しくありません。

また、結婚後に築いた財産だけでなく、「負債」も整理が必要です。

住宅ローンが残っている家をどうするのか。
車のローンは誰が払うのか。
連帯保証やペアローンはどう整理するのか。

このあたりは、離婚後の生活にかなり影響してきます。

そして、もう一つ大切なのが、『証拠を残しておくこと』。

離婚や別居の話が進むと、急に通帳が見られなくなったり、ログインできなくなったり、資料が処分されるケースもあります。

だからこそ、

・通帳のコピー
・残高画面のスクリーンショット
・保険証券
・不動産資料
・住宅ローン返済予定表

などは、早めに確保しておくことが重要です。

◽️別居するなら『婚姻費用』は早めに確認

離婚の話し合いの途中で、いったん別居になるケースもあります。

この時に問題になりやすいのが、「生活費をどうするのか」。

そこで関係してくるのが、『婚姻費用』です。

婚姻費用とは、離婚成立までの間、夫婦それぞれの収入に応じて分担する生活費のこと。

収入差がある場合は、別居中でも生活費を請求できる可能性があります。

ただ、ここで注意したいのが、婚姻費用は「自動で振り込まれる制度」ではないという点。

話し合いでまとまらなければ、家庭裁判所へ『婚姻費用分担請求調停』を申し立てる流れになります。

また実務上は、「請求した時点」や「調停申立て時点」から認められるケースが多いため、動き出しが遅れると、その間の生活費を十分に確保できなくなることもあります。

特に、
・急な別居
・収入差が大きい
・子どもを連れて出る
・相手が生活費を払わない
こうした状況では、早めの整理が重要です。

相手が収入を開示しない場合や、話し合いが難航している場合は、弁護士や専門家に早めに相談しておくと、精神的な負担もかなり変わってきます!

◽️『何を優先するか』を先に決めておく

離婚では、「全部を思い通りにする」のが難しい場面もあります。
だからこそ大事なのが、自分の中で『優先順位』を整理しておくこと。

例えば、
・子どもの生活環境を優先したい
・家は残したい
・教育費は守りたい
・とにかく早く決着したい
・ローン負担を減らしたい
など、人によって、重視するポイントは違います。

ただ、話し合いに突入する前に、ここが整理できていないと、その場の感情で判断してしまいやすくなります。

また、財産分与では、すべてが対象になるわけではありません。

例えば、
・独身時代の貯金
・親から相続した財産
などは、原則として共有財産には含まれません。

ただし、生活費と混ざって管理されていると、区別が難しくなるケースも…。

だからこそ、「何が共有財産なのか」「どこまでが対象なのか」を整理する作業はとても重要です。

◽️離婚は『別れた後の生活』まで含めて考える

離婚の話し合いをしている最中は、どうしても「今の苦しさ」から早く抜け出したい気持ちが強くなります。

でも、本当に大切なのは、その後の生活。
・住まい
・働き方
・教育費
・老後資金
・保険
・年金

離婚後は、一人で背負う割合が増えるからこそ、足元の感情だけでなく、「5年後・10年後」を見据えた設計が必要になります。

特に、住宅ローンや教育費は、離婚後の家計をかなり圧迫しやすいポイント。

「今払えているから大丈夫」ではなく、一人になった後も、本当に維持できるか。

ここまで含めて、一度冷静に確認しておきたいところです。

◽️まとめ

離婚を考え始めた時に、まず大切なのは、
1. 財産と負債を全部整理する
2. 婚姻費用は早めに確認する
3. 感情より先に、優先順位を整理する
この3つです。

離婚は、人生の中でもかなり大きなお金の転換点。

だからこそ、「勢いだけで決めない」「分からないまま進めない」ことが、とても大切になります。

一人で整理するのが難しい場合は、FPや弁護士など、第三者を入れながら進めることで、見えてくる部分も多くあります。

『今すぐじゃないけど、もしもの時のお金が不安』

そんな方は、元気なうちから一度、家計や資産状況を整理しておくのも、大切な備えの一つかもしれません。

今回の内容は、YouTubeでも詳しく解説しています。

🎥 【数百万変わる⁉︎離婚前の『お金の棚卸し』】
https://youtu.be/HfsB5i79vgo?si=KJRKgfgF8DS8j5W4

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